さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

ブルーマウンテンNO1の水分量が多すぎる件

何度か試作の焙煎をしているのですがどうも中煎りが納得行かない。

どうやら水分量が多すぎる模様。

 

この前の記事で生豆の匂いが凄く強いと書きましたが

この匂いは水分量に由来しているようで焙煎が滅茶苦茶難しいです。

 

最初のテスト焙煎でやたら焙煎機の温度上昇率が悪いことはわかったのですが

おそらく豆の水分含有量が多すぎる事が原因のようです。

多すぎると言っても出荷前に水分量も検査されていまして

合格の範囲内だと思うのですがその上限ギリギリの水分量か

ちょっと実は超えてるんじゃないのって思ってしまう位です。

 

大体の豆が7~8分位、早い豆で4~5分位で出てくる香りがあるのですが

このブルマンは1分とか2分でその類の香りが出てきます。

よくわからない勢いです。

 

ブルマンは樽詰めで出荷される事が有名ですが

この樽詰めの影響に加えて時期的にニュークロップっぽいです。

まあとにかく凄い水分量と匂いです。

私は小分けなので樽では買って無いですよ。

樽で送られてきても迷惑ですし。

 

中煎りはグラスが出てきており

焙煎して4日か5日位しっかり寝かせるとグラスは取れて飲みやすくなったのですが

私はグラスが余り好きでないので感じ方に個人差があるグラスのある豆を提供する事はしたくありません。

以前どこかで書きましたがグラスには2種類ありまして

鮮度由来のグラスと生焼けのグラスがあります。

もちろんこのブルマンのグラスは鮮度由来で

カッピングではポジティブ評価をされる類の方ですが

鑑定士さんに焼いてるわけではないので

ファーストインプレッションで飲みやすいバランスにしたほうが良いのかなと。

 

色々と試してみましたが水抜きの時間を長めに取って

ハイローストまで焼き上げた物がとても良い感じに仕上がりました。

 

ハイローストにするのも凄い難しいです。

とにかくハゼが弱く、色も付きにくい豆ですので

上手く焼けた時のサンプルを取っておいてその色と合わせながら

調整して焼こうかなと思います。

 

色々なところのブルマンのレビューを見ていましたら

中煎りで好意的ではないレビューを結構見かけまして

今のブルマンは昔と違って普通の中煎りの焼き方で焼くと良さが伝わりにくい傾向があるのかなと思いました。

イメージにとらわれずあくまで豆に合わせないといかんですね。

 

テスト焙煎だけで結構な金額になってしまいましたが

今回のテストは今までにない良い経験になりました。

 

今日は焙煎する量が多いので気を引き締めて焙煎したいと思います。

なんで午前中からブログ書いてるんですかね私。