さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

ブルンジキビンゴCWS終売&新しいブレンドのお話

ブルンジキビンゴCWSが完売致しました。ありがとうございます。

それとラインナップが寂しくならないようにブレンドをもう一種追加します。

 

私は結構好きな豆だったんですけどね。

マイナーな産地のせいかいまいち売れ行きが悪かったのですが

味の評判はかなり良かったと思います。

問屋の在庫も売り切れたのでまた次回機会があれば仕入れようかなと思います。

 

この前なんとなく作ったコロンビアブルボンとティピカのブレンド

思いの他良い感じでこれもラインナップに加えようかなと思っています。

 

味は混ざりあったと言うより1杯で2回楽しめる的な味の出方でして

温度が高い時はほろ苦いダークチョコの様な感じのブルボン感

温度が下がってくると苦さが引いて甘さが出てきてティピカ感が出てきます。

 

両方とも産地も標高も精製も同じですので、ブレンドして合わない訳がないですよね。

後半の甘さをより出すために、いつもより2分ほど焙煎時間を長くして

酸味の強いティピカをカラメル化しやすい様に焙煎をしています。

どうもコーヒーの甘みと言うのは酸味の成分の一種が元になるようです。

酸味がある豆をじっくり焙煎すると甘みが出てくるみたいですね。

酸味は全部消さず、カップ後半に少し酸味が残るくらいの焙煎が飽きの来ないバランスになりそうな感じです。

両方共そこそこ深煎りに耐えられる豆ですので、2ハゼピーク前辺りまでもう少し深く焼いてもいいかなと思います。

色々な豆を焙煎してて思うのですが、浅煎りより深煎り出来る豆の方が圧倒的に少ないですね。

私が扱ってる豆ですと大体浅煎りでもいけますが

2ハゼ後半まで踏み込めるのはケニアとコロンビアブルボンだけです。

他の豆は味が消し飛んでかなり個性が弱くなってしまいます。

 

私はこの甘味が出ているかのチェックする時にコーヒーに砂糖ミルク入れるんです。

コーヒーの甘さと言うのは牛乳や砂糖とは違う舌に残る甘さなので

苦味を消してコクと甘みを一番感じられるバランスにした後チェックすると

砂糖やミルクではないコーヒーの甘さを感知しやすくなります。

後は飲んだ後のカップの匂いですね。

甘さが出る豆は飲み終わったカップの底からカラメルの香りが出てきます。

 

もっと甘みを出す焙煎もあるのですが

コーヒーらしさという点ではまた違う方向性の味になりますので

焙煎時間を2分伸ばす位の感じが一番好みでした。

 

近い内にラインナップに加えますので

気になる方はチェックしてみて下さいね。