さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

ブルーマウンテンNO.1をすこれ

毎度です。

 

「すこれ」という死語と共に

一世を風靡したブルーマウンテンを

何故今回使おうとしてるのかと

Twitter(X)には書ききれないので

ピーマンコーヒーについての進捗具合と合わせて

こちらでご説明をさせて頂ければと思います。

 

まず今回はただ美味しいと言うだけでなく

「コーヒー嫌いが作る、

コーヒー嫌いのためのコーヒー」

と言うオリジナルコーヒーを作らねばなりません。

 

美味しいだけなら高くなくても色々なコーヒーがあります。

スコアが高い豆を焙煎して、

シャレオツな袋に入れて

はいどうぞ、と言うコンセプトではありません。

 

またブレンドの配合についても

癖の無い銘柄にモカ入れて、

深煎りのタンザニアも入れとこうかな

みたいなオーソドックスな方向性に持っていくのは

絶対にやりませぬ。

 

我が相棒が忙しい中これだけ時間を割いて

今まで嫌いだったものを

一生懸命好きになろうとしている姿を見ています。

私だって全力で取り組みます。

 

で、本題に戻りますが

ブルーマウンテンというのはNO.1規格であっても

農園の名が冠された銘柄もあり

特定の広い地域で取れたコーヒーチェリーをある程度纏めて

精製したりすると農園名等が付きません。

農園名が冠されていると、

早い話が「その農園」のブルーマウンテンの味になると言えます。

 

特にブルマンは規格が厳しいので

農園名が付いていなくても

品質は保証されておりますので

本物であればどこの買っても良いお豆です。

 

saitohcoffee.hatenablog.com

 

過去記事ですがブルマンについて書いてあるので

こちらも併せて読んで頂けると幸いです。

 

で、なぜブルマンがベースになるかと言いますと

ブルマンにしか出せない癖のないバランスの良さがあるんです。

 

今回のアクセントになるゲイシャですが

特に個性的なフレーバーになりますので

個性の強い豆同士だとどっちの風味も活かせず

よくわからないコーヒーになりがちなので

その点は細心の注意を払います。

今回の組み合わせは多分大丈夫ですが。

 

個性的で風味の強さに重点を置く今のカッピング方式では

バランスの良さだけでは高いスコアがどうしてもつかず

いくら丁寧に精製されてようがそれだけでは

高いスコアにはなりません。

また、一度ほぼ全滅した関係で

以前の物より焙煎の幅が狭く

具体的には浅めの焙煎度では

独特の黄金バランスにはならないと思っています。

ブルマンの酸味が気になるのは

昔のままの浅めの焼き方や

抽出をしていて

今のブルマンには少し合わないと思っています。

 

なのであまり浅く焼かず

中煎りよりもう少し深い焙煎度、

つまりハイローストにすると

苦味も強くならずに

酸味も抑えた

最もバランスの良いコーヒーになります。

 

そしてその最もバランス良くなるように

焙煎したブルマンに

アクセントとなるゲイシャをブレンドすると

バランスの良さの中にゲイシャの風味も生かされ

 

るといいなーと言う感じの目論見です。

ブルマンは以前にもブレンドのベースにしたことがあって

ぶっちゃけますと大体仕上がりのイメージは付いてるのですが。

 

ゲイシャはハイローストまで焼くと

風味が消し飛ぶので

注文後焙煎の自分が

この辺の仕上げ方をどうするのかが問題です。

生豆の状態で混ぜて同じ焙煎度で仕上げても

大丈夫なブルマンかどうか確かめるために

以前と違うブルマンを取り寄せてる経緯もあるので

何にせよテストは必要。

ブルマンとゲイシャの焙煎度を変えないと

良さが出てこない感じでしたら

今回はある程度の注文を纏めて

焙煎済みのお豆をアフターミックスですね。

 

この辺の仕上がりと発送方法については

後ほど決まったらまたご報告です。

 

とりあえず我が相棒からある豆を受け取るので

そちらの豆とアウロマールゲイシ

ブルマンをブレンドして

数種類の試作を作って

試飲してもらう形になるので

またテストするか決まるかは

わかりませんが

少しずつ完成に向けて

ゆっくり確実に前進しております。

 

また、今回特注する袋についてですが

ああしたいこうしたい構想は山程あるのですが

コーヒーの仕上がりに合うカラーにしようと思ってるので

まずはコーヒーが完成してからになります。

 

特注の袋を作るのは今回が初めてなので

一番の心配は袋の仕上がりだったりします。

 

ではまたなんか書きますー。