さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

現在の在庫状況&入れ替え予定銘柄について

スペシャルティを使い続けるにあたって

どうしてもついて回る問題が銘柄の確保。

 

総生産の5%と言われるスペシャルティ以上のグレードの中でも

出来るだけ良いものを提供できるように厳選をしていると

全体の5%を遥かに下回る割合になってしまい

供給量が少ない銘柄も多く

一期一会になってしまうような物も少なくありません。

 

良い豆は静かに売り切れるのが生豆業界。

トミオフクダDOTも3ヶ月の流通量とのことでしたが

追加で仕入れようと思ったら発売開始から一月半で売り切れるという

嬉しくないサプライズを問屋さんから頂きました。

エルサルバドルのパカマラも7月欠品予定だったのに

いつの間にか5月欠品予定になってしまっていて

予定が崩れてしまいました。

パカマラも高騰が酷い上に流通量と銘柄も少ないので

エルサルバドル以外でなんとか買えそうなのが

もう1銘柄か頑張って2銘柄ですねえ。

 

ブルーマウンテンNO1も前回仕入れた分は

ほぼ無くなりかけてまして

買うなら次のブルーマウンテンは単一農園の

もっと良い物にしようかなと考えていますが

ただでさえバカ高い仕入れが今までのものより更に高くなるので

少し値上げすると思います。

ブルーマウンテンってNO1やNO2等の規格の他に

単一農園等もありまして

実はかなりの種類があるんです。

高い高いと言われてるブルーマウンテンですが

一部地域では豆を摘むピッカーと呼ばれる方を

派遣するコストの方が販売コストを上回るため

豆を摘まずに放置しているエリアもあるそうで

日本での需要衰退の為色々と問題も起きているようです。

ブルーマウンテンの仕入れ価格で

他の豆を買おうとすると凄い品質の豆を買えるので

それでもいいんですけどね。

ただ逆に求める品質が高すぎて

年に数えるくらいしか買えるチャンスがないのと

それが数時間、下手をすれば数十分で売り切れるという状況です。

 

数社契約してる問屋さんも

比較的安価な豆を取り揃える問屋さん、ほぼスペシャルティだけの問屋さん等

それぞれ方向性が決まっていますので

例えば突発的に良いパカマラが欲しいと思っても基本的に無いんです。

小売のお店には結構残ってたりするんですが

もちろんそこの利益が乗っかりますので価格がかなり割高になってしまいます。

 

後は流通量が安定してそうな銘柄なので

バターコーヒー用のブレンド等は通年取り扱えると思いますが

クロップによって味の変化は少しあると思います。

これは農作物である以上どうしようもないのですが

ブレンドの場合、現状味が顕著に変化するようなケースは無いのでご安心下さい。

 

取り敢えずブルーマウンテン、トミオフクダは在庫がなくなり次第終売、

エルサルバドルパカマラは思案中

カフェインレスは模索中と言った感じです。

取り敢えず去年仕入れて美味しかったブルンジのキビンゴCWSと

イルガチェフのカフェインレスが現在の仕入れ候補といった感じです。

今月の中旬以降位にどちらかを入荷予定です。

なにか良いスポット物の情報が入ってこないかなあ・・・