さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

欠点豆を探せ

問屋さんが小売りする前に欠点豆や異物を取り除くために

異物除去機やカラーソーター(色差選別機)等の機械を通してくれるのですが

そういった機械選別や現地でのハンドピックをすり抜けてしまうこともあります。

 

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上の写真の中に一番やばい物が紛れてます。

わかりますでしょうか?

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豆と非常に似た色と大きさのコンクリートの欠片です。

もしこれがミルに入ったら一発でダメになります。

ピックが甘いと最悪これまでパッケージングされてしまいます。

扱う方としてはこれが一番怖い。

コンクリート式のパティオと呼ばれる乾燥場で豆を

集める時に入ったものでしょうか。

 

昔流行ったウォーリーを探せ!って最近見ないですね。

どこいったんでしょう。

 

軽く水洗いして自分用の豆にしました。

初めて水洗いをしてみたのですが

水洗いすると含有される水分量が変わるせいか

生豆がマンデリンみたいな香りに変わるんですね。

あんまり好きな香りじゃないですけど。

 

しばらく生豆のストックが有るから大丈夫かと思ってましたら

気がつけばかなり減ってました。

また頼まないとなあ。

 

それとこの前新しく仕入れたロマ・ラ・グロリアのパカマラが仕入れ先の

欠品予測表に載ってました。

通年使ってほしいみたいな事が書いてあったから

安定して仕入れられるのかなと思ってましたがそうでもなさそうです。

まだ欠品は先になりそうですがパカマラはやっぱり人気が高いんですかね。

ほんとにコーヒー生豆の仕入れって難しい。

 

スペシャルティの価格がとにかくうなぎのぼりなので

量とコスパ重視、じっくり焙煎して甘みを引き出すような

焙煎勝負の銘柄を増やそうかなと思ってます。

普通の焙煎店より少し上のランクの豆を使って

焙煎したてなら需要はあるのかなと。

この銘柄に限っては一度に生豆500か600gで焙煎する予定です。

生豆500gで焙煎すれば仕上がり410~420g程度ですかね。

大体いつもの倍くらいの仕上がり量になります。

沢山買ったほうが安くなるので少しでも価格を抑えるために

今回は多目に仕入れました。

Qグレード認証、ブラジルサントスNO2のナチュラルです。

スコア80点を超えてますので

スペシャルティコーヒーとしてご案内できるランクです。

ブレンドとしても使えますがシングルでも十分通用すると思います。

世界最大の珈琲産出国の主力銘柄ですので

やっぱりコスパを考えるとサントスが一番でしょうかね。

Qグレードと農園指定はしないで発注をしたらしいのですが

今回のロットは単一農園かつQグレード認証が取れているものが入ってきたとのことで

比較的お買い得価格で仕入れができました。

スポット的な扱いになるかと思いますが私の方も価格に反映させたいと思います。

 

後は欠点豆の量が心配ですね。

サントスは最上位クラスのNO2でも比較的欠点豆が多いので

取り敢えず到着待ちです。

また届いたらご案内させていただきますね。