さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

アウロマールゲイシャとフィンカルイスパカマラの詳しい説明

ラクマにてフィンカルイスパカマラの販売開始も致しました。

気が向いたらネットショップの方でも販売開始します。

 

アウロマール オーロラ農園 ゲイシナチュラルについて

もう何人かにお送りさせていただいたのですが

商品ページを作ると誰でも購入できる状態になってしまいますので

今回はブログの方に記載させていただきますね。

購入希望の方はこちらのブログでも

ラクマの他の商品ページでもどこでも良いので

コメント頂ければ商品ページをご用意しますので

お気軽にどうぞ。

 

まずはここの問屋さんのお豆のランク付け。

■Top of Top トップ・オブ・トップ
SCAJ、COE方式カップ評価 88点以上(COEトップ10以上のレベルです)

 

このクラスじゃ当然と思いきや

同時に販売された

かのエスメラルダゲイシャのウォッシュド、

ベルリナ農園のゲイシナチュラル、

フィンカルイスのパカマラはもう一つ下の

トップスペシャルティと言うランク付けでした。

もちろん去年は全部トップオブトップでした。

 

この件について問屋さんとやり取りしたところ

点数は人(カップテイスター)によってバラつきがあり

88点以上の評価をしてる人も居れば

それ以下の評価をするテイスターもいるので

平均値を出したときに多少の変動で

ランク付けが変わってしまうこともありますと。

ここだけみると去年より落ちたように感じてしまいますが

焙煎方法や焙煎機によっては

サンプル焙煎評価を超えることは当然あるものと考えているとの事です。

 

だったら私が目指すのは

サンプル焙煎を超えてやろうじゃないのという感じです。

幸いにも去年もフィンカルイスの生豆を仕入れていますし

焙煎は難しい部類ではあるものの

それなりの経験を積んでいるお豆なので

焙煎に関してはもう大丈夫。

 

エルサルバドルのパカマラは

焙煎豆のサンプルを頂いたことがあるのですが

その時は浅めの焙煎でフレーバーは出ていたものの、

奥行き感に欠け、美味しいと感じる一杯としては

少し合っていない焙煎度だと感じました。

サンプル焙煎は酸味の風味特性も調べます。

あまり深く焼かないのが基本ですので

こういうことは仕方ないと思いますが

豆によってはもう少し深くしたほうが

一杯の完成度が高くなることは多々あるものと考えています。

 

カッピングプロファイル

ローズ、ピーチ、グレープ、ジューシー、メイプル、コンプレックス、シロッピーマウスフィール、ロングアフターテイスト

 

モカのようなフローラルな感じをもっと上質にした感じですね。

ローズって少し珍しい表現ですが

飲んでみるとああなるほど薔薇っぽいかも。

重厚な甘さはピーチとかストロベリーに通じるかなと感じました。

重厚さ、キレの良さ、アフターテイストの良さ

全てが高い次元で成立していると思います。

 

後は問屋さんのアウロマールゲイシャの商品ページからちょろっとコピペ&解説。

2012年には、Starbucksの“The Rarest of the rare”を受賞。

翌年2013年は、Best of Panama Geisha Washed 部門優勝。

2014年には日本国内でも販売され、

米国においてもCoffee Review氏が選ぶTOP30Coffeesの1位になり、世界中に知られる農園となりました。

 

読めばそのまんまですが

レアレストオブザレアって凄い貫禄のある響きですね。

ちなみに今年のベストオブパナマ2019

ゲイシナチュラルの優勝ロットは

キロ25万円程の落札価格だそうです。

私が去年飲んだCOE史上最高落札額のゲイシャハニーで73000円ですからね。

 

続いては今回の焙煎豆のご様子。

 

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浅めに焼いた物です。

生豆は独特の深い緑色のナチュラルですので

こういう豆は焙煎色が付きやすいですね。

浅煎りながらクロップサイズの揃い方も非常に優秀。

 

豆の硬さもありまして

パカマラ系はわかりにくくてやりにくい焙煎ですが

こちらはわかりやすく難しい、といった感じです。

できるだけ高火力が基本ですが

やりすぎると焦げ味が出てきてしまいます。

硬い豆ですので1ハゼが非常に弱く

水抜き後ハゼを強くしようと火力を上げてしまうと

あかん仕上がりになりそうです。

 

2019年コメント

果実味がありエレガントなナチュラゲイシ
果実味があり、華やかなフレーバーとイキイキとしたアシディティが特徴的なジューシーで充実したカップに仕上がっています。

少し硬さや水分の抜けにくさなど焙煎の難しさはあるかもしれませんが、エスメラルダのオークションロットと比較しても遜色ないほど、華のある素晴らしいコーヒーだと思います。

個人的には今年のパナマゲイシャの中でも1番オススメな銘柄です。

 

こちらがカップテイスターさんのコメントです。

割と絶賛気味ですね。

以下は産地情報です。

 

パナマ
標高
1570-1770m
エリア
チキリ県 ボルカン
品種
ゲイシ
農園名
オーロラ農園/カフェ・ド・エレタミル
生産処理
ナチュラ
包装/重量
15kgVP
生産者
ロベルト・ブレナス

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺はそのまんまですね。

VPって言うのはバキュームパック(真空パック)です。

特別高品質な豆は麻袋ではなくほぼVPですね。

 

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こちらは今回仕入れた正袋のフィンカルイスパカマラのVPパックです。

ダンボーからして問屋さんのではなく

ルイス農園から発送されたまま送られてきます。

ちなみにフィンカって言うのは

スペイン語で農園の意味です(パナマ公用語スペイン語)。

もうカッチカッチですよ。

このカッチカチを開封すると

固形状態の生豆がドンっと流動体に崩れるのでおもしろーい。

物凄いワイニーな香りですね。

時間があるときに小分けして真空パックしなおします。

私はこのフィンカルイスのパカマラが凄く好きです。

自己消費用でもあるので暫くはパカマラ&ゲイシャ漬けの日々を送ります。

こういう超一流の豆を焙煎して、

テイスティングから色々と感じ取ることは

凄く良い経験になります。

この辺のクオリティを体に染み込ませておけば

コスパに優れた豆の発見にも繋がりますし。

 

また長くなってしまいましたね。

アウロマールも素晴らしいですが

フィンカルイスパカマラも凄く良い豆ですので

よろしければお試しくださいね。