エルサルバドル ロマ・ラ・グロリア パカマラ RH フランシスコ・ブレンド再販
えー毎度です。
書こう書こうといつも思っていて色々書きたいこともあるのですが
なかなか時間が取れずに前回の更新から早一ヶ月ですね。
一日が早すぎてせめて30時間くらいにならないかなと
本気で思ってしまいます。
それでですね。
新しいクロップが販売開始されましたので仕入れておきました。
去年は通年取り扱って頂きたいと言われつつ
好評だったようで2ヶ月も経たずに仕入れができなくなった銘柄です。
価格も去年と確か同じなので同価格で販売します。
去年と比べて華やかさと甘さが増したような印象でした。
今年のロットは発酵工程を少し進めたようで
去年のロットに比べ欠点豆も減っておりより丁寧な精製がされた印象です。
生豆はこんな感じです。
色々な色の薄皮がこびりついていて
かなり個性的な見た目ですね。
レッドハニーが9割なのでナチュラルに近いと言えるでしょう。
焙煎すればみんな剥がれて落ちるので悪影響などは無いです。
レッドハニーってなんやねんって言う方にざっと説明しますと
果肉のその更に種子側にある「ミューシレージ」と呼ばれる
粘着質があるのですがその粘着質を残したまま
乾燥工程に移し、精製したお豆です。
所謂ハニープロセスですね。ブラジル辺りの南米では
パルプドナチュラルとも言われます。
で、ハニープロセスの中でも
ミュージレージを残す割合で呼称が変わります。
ホワイトハニー(90%程度除去)
ゴールデンハニー(75%程度除去)
イエローハニー(50%程度除去)
レッドハニー(25%程度除去)
ブラックハニー(除去しない)
またこれややこしくて農園毎に同じ名称でも除去率が変わったり
ブラックハニーが存在せずレッドハニーが
ミュージレージの除去をしないなんて農園もありますので
参考程度に覚えておいてくださいねって感じです。
果肉の一部を残すのでコーヒーの種子にその風味が移るとされます。
粘着質を残したまま乾燥させるので種子同士がくっついてしまい
均一に乾燥させるため日に何度もくっついた種子同士をほぐす工程が加わり
非常に手間がかかる精製です。
種子って書いていますがコーヒー豆って本当は豆じゃなくて
コーヒーノキの種子なんです。
豆っていうのはマメ科の植物の種で
コーヒーの木じゃなくてコーヒーノキと表記するのが学術的には正しいです。
もう全然ざっと説明していないのは百も承知で
果てしなく脱線しかけていますので
今日の豆知識ならぬ種知識はこの位にしておきましょう。
焙煎豆はこんな感じ。
上がシャキッソのモカで下が今回のパカマラです。
ご覧の通りかなり大粒なので
同梱の時は生豆230gにして提供価格を100円下げます。
それとこういうクロップサイズが特別大きな豆は特徴がありまして
通常パチパチという1ハゼから無音になって
煙が増えてきた後ピチピチと2ハゼが始まるのですが
このお豆は1ハゼ後半から同時に2ハゼが始まるんです。
なので1ハゼ終了後の煙が増えてくる部分がほぼありません。
正確には煙が増えても
同時にシティローストが始まる2ハゼも同時に始まってきますので
ハイロースト指定は不可とさせていただきます。
で、肝心のお味ですが去年よりぐっと良くなった印象です。
11月後半にどかっと仕入れる予定の
パナマ フィンカルイスのパカマラですが
今回のエルサルバドルのパカマラが良くなっているので
出来るだけリーズナブルな提供価格としたい私としては
こっちを多く仕入れても良いんじゃないかなと。
そんな選択肢が生まれてきた感じです。
パナマはこちらの倍近い、
あるいはそれ以上の仕入れ価格になる可能性が高いんですよね。
もちろん提供価格は倍にしませんが
基本的に送料込み1380円を一つのボーダーにしたい私としては
また悩み所が増えてしまいました。
コーヒー生豆も軽減税率対象ですが
パナマの豆に関しては
2%の据え置き分を余裕で吹き飛ばす強気の価格設定をしてくる
可能性が非常に高いです。
もう販売が開始されているパナマのダイヤモンドマウンテンは
去年より1割位?値上げされてる感じです。
今年はどうなることでしょうかね。
また長くなってしまいました。
それでは気になる方は是非ご検討くださいね。
ではまた。