さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

脱酸素剤をコーヒー用の物に変更致したのでテストしてみました。

脱気してからのパッケージに変更後

何名かの購入者様に届いた後の袋の膨らみをお伺いしたのですが

膨らみによる返送等は無かったのですが結構膨らんでしまったケースもありまして

頂いたお話を参考にもっと良い状態でお届けしたいなと思い

ちゃんとコーヒー用の脱酸素剤を購入致しました。

専用のものは焙煎豆のガス(二酸化炭素)の吸収に特化しており

酸素も多少吸収してくれるとのことです。

脱酸素剤のキャパシティさえ超えなければ

少し緩くなっても残っているのはほぼ窒素だけになり

窒素ガスで封入したような状態になり

保存に関してほぼほぼ理想的な状態になるということです。

 

それでもう一度しっかりテストしたかったので焙煎したかったのですが

焙煎豆のストックがまだある上に

そんなに原価が安い豆を使っているわけでもないので

テスト用の豆をどうしようかなあと悩んでいた所

ありました、ストックしておいた欠点豆が。

手元に取っておいてある欠点豆だけでも1キロ以上ありましたので

十分なテストができそうです。

全部とって置いてる訳でもないのですが保管しておいてよかったです。

 

ついでにコーヒー用の脱酸素剤を扱っている大手メーカーに

問い合わせをしてみました。

メールで問い合わせしたのですが

わざわざ電話で問い合わせに答えて下さるメーカーさんもありまして

カタログスペック以上の情報も教えて頂き

色々と勉強になりました。

 

それでまあ生豆300gを焙煎して

いつもより焙煎時間を少し短めにしてテスト焙煎。

なぜいつもより時間が短めなのかと言うと

焙煎時間が長いと焙煎中にガスが抜けますので

焙煎時間を短めにして

出来るだけ多くガスが出る状態で実装実験をしたかったからです。

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流石に欠点豆の寄せ集めだけあって見た目が残念な感じです。

量産店の安価な豆はこんな感じですよね。

生豆の状態は言わずもがな、説明するまでもないでしょう。

私くらいハンドピックに神経質な人間でも

焙煎後のこの豆をハンドピックしたら全部は弾かない(弾けない)です。

焙煎してしまうともう欠点豆かどうかわからないんですよ。

焙煎後だけハンドピックしてハンドピックしてますと謳っているお店も多いのですが

私が生豆ハンドピックをしっかりするのはこういった観点からです。

テストが終わったら試しに飲んでみようかな。

 

メーカーの方曰く、カタログに記載している吸収量は

割と余裕を持って少なく書いてあるそうなので

一番ガスが多く出るであろう2ハゼピークで煎り止め。

あまり深く焼くとガスの放出量が減少していきますので

この状態で問題がなければこれ以上の実装実験は必要ないかなと思います。

 

 

これに80〜120gとカタログに記載されている

C-250というタイプを離して2個封入して脱気。

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一個しか見えませんが裏側にもう一個封入されています。

 

これの倍の容量の炭酸ガスを吸収できるタイプも有るのですが

こちらの大きなサイズは2000個入り等で手頃なサイズが無かったので

今回は200個入りで手頃な価格と容量のものを2つ入れる形にしました。

ちなみに作業前に冷凍させて、化学反応が起こりにくい状態にさせて

封入後すぐ再脱気してまた冷凍しています。

メーカーの方も

「ぶっちゃけパートのおばちゃんが手作業で小分けしています」

と言っていたので再脱気さえしっかりすれば

取扱には神経質にならないで大丈夫と言っていました。

 

早いところイルガチェフのテスト焙煎をしたいのですが

もうちょっと先になるのかなあ。

気がつけば豆の種類がだんだん増えてきてますね。

仕入先の欠品予測シートに

早くもこの前追加したグアテマラのブルボンがリスト入りしてたので

無くなる前に多めに仕入れたいなとも思っています。

 

実装実験の結果はまだ後日ご報告させていただきますね。