さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

古い焙煎機のデータを可視化する

えー毎度です。

 

我が家の焙煎機ちゃんは

ぶきっちょな旧型のR-101から

更に温度計やら何やら取っ払って

冷却箱も無い上に計器類はガス圧力計だけという

極悪にぶきっちょさんなR-101 だったわけですが

こいつをどうにか使いやすくしようと工夫に工夫を重ね

唯一の利点であるコンパクトさは残しながら

ようやくなんとか形になってきました。

何度も部材等を取り寄せてるモノタロウから

とうとう大量のカタログが送りつけられてきました。

 

 

どうせ使いやすくするならと

排気温度から豆温度計へ。

更に焙煎ログを取るのにいちいちPCに繋ぐのも

スペースもないしめんどいので

なんとなく手書きのメモ的な物で済ましていたのですが

ふとアマゾンでなにやら発見。

 

URACATA コーヒー焙煎専用モニターZEN (V1.1)

URACATA コーヒー焙煎専用モニターZEN (V1.1)

  • メディア: ホーム&キッチン
 

 

良いでは無いですかこれ。

機能は簡易的ではあるものの

工夫次第でかなり役に立つこと間違いなし。

 

ログって言うのはより良い焙煎を見つけるためには不可欠で

微調整程度で同じ焙煎をしていれば

別にログなんか取らなくてもいいんですが

まだまだ操作に不慣れなのと

より良い焙煎プロファイル研究のために購入。

 

で、色々と試しているのですが

やっぱりぶきっちょな旧型は

温度の上がり方等も現行と全然違うようです。

現行と同じような位置に豆温度計を設置しても

温度の上がり方が凄く鈍く全然違うので

悩んでいたのですが

ある所で同じ古い旧型のプロファイルを発見。

 

そもそも焙煎機の中の構造が違うようで

やっぱりそちらの旧型も排気温度計ながら

非常に鈍いRoRでした。

火は止めてないのに途中で下がってる部分もあるくらい

にぶーいRoRになることがわかって

悩みが一つ解決。

温度計の故障でも位置が悪い訳でもなく

構造的にそういう曲線を描く焙煎機みたいです。

 

f:id:saitohcoffee:20201111214707j:plain

でまあこんな感じに本日もテスト焙煎。

テストと言っても特定のフレーバーを出したいとか

そこまで突き詰めたものじゃなく

取り敢えず安定的に美味しく焼ける状態を探してます。


説明した通り焙煎機の特性上グラフが緩やかになります。

後ろのギンギラギンは排気ダクトですね。

準備が大変ですが一度セットしてしまえば

連続焙煎が本当に楽になりました。

 

うっすら見える他の線は他のテスト焙煎のグラフで

ガス圧をかなり変えてるので

終了時間が全然違います。

 

同じ予熱でもじっくり温度を上げたり

比較的強めの火力で予熱したりしてみました。

じっくりって書いてあるのは

時間をかけて予熱した回ですね。

250gでこれ以上予熱を上げると

寝かせが終わっても中煎り以降は

強い苦味が残るので

250gの最適な予熱温度を探っています。

 

こうやってPCより

スマホにログを残したほうが楽なので

画像化して画像に文字を打ち込んでましたが

こうやって付箋で手書きしたほうが早い・・・

字が汚いのはもう直りません。

 

付箋に書いてある内容は

じっくり160℃に予熱して

ブルンジキビンゴを1,35のガス圧で焙煎して

インバーター制御の排気は2.0で

12分10秒で1ハゼって感じです。

15分辺りでガクッと下がってるのは

80度まで下がらないとログがセーブされないので

焙煎が終わって熱電対プローブをわざと冷やしてます。

プローブは付属の物は使わず

排気温度測定用の反応が早いタイプです。

 

次の焙煎に移る時も電源コードを抜いて

もう一度差し直すと言う不器用さ。

ハゼの開始記憶とセーブボタン等は欲しかったですね。

この後保存容器にこの付箋を貼り付けます。

 

今回のお豆はポテトが出ると申し訳ないので

自己消費用になったブルンジキビンゴCWS。

練習用にする豆なんかじゃないんですが

見た目だけでなくフレーバーの出方も研究したいので

安価な豆で練習するのではなく

スペシャルティグレードで練習をしています。

 

明日のテストカッピングが楽しみでもあり

不安も残ります。

 

慣れてる手回しのほうがずっと簡単に感じます。

 

ではでは。