さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

ペーパードリップを安定させるコツ

他の所でちょこちょこと書いてますがペーパードリップを安定させるコツ。

もう一度まとめてみましょうか。

 

まず安定させるにはある程度均一な挽き方が出来てるかどうか。

日本で一般的に売られてる電動式グラインダーならみんなこの基準はクリアできてると思います。

 

手廻しでもちょっと手間ですが綺麗に挽けます。

私は手廻しタイプはポーレックスを使っています。

ちょっとお高いですが耐久性もよく、セラミック刃ですので仕上がりもばっちり。

エスプレッソ用の極細挽きも出来ます。

後発品も色々出てますがやっぱりこれが一番おすすめ。

ポーレックス コーヒーミル

豆一粒とかならそんなに誤差は感じないと思いますが重量の計測はしっかりと正確に。

誤差は0.5g以内にしたほうが良いと思います。

 

均一に挽けましたらドリッパーにペーパーをセット。

湯通しはペーパーの紙臭さが気になる方は行って下さい。

基本的にペーパーの湯通しは塩素漂白をしていた頃の名残りで

現在は酵素漂白が一般的ですので昔に比べて特にやる必要は無いですが

酵素漂白のペーパーでも湯通ししてみると確かにペーパーの匂いがするお湯になります。

これが仕上がったコーヒーにまで移ると感じる方は行ってみてはいかがでしょうか。

私は特に気にしてないので湯通ししない派です。

 

そしてお湯の温度をしっかりと測ります。

以前も書きましたが中煎りなら88℃をベースに、2℃単位で上下させてみてお好みを探ってみて下さい。

深煎りなら80℃から86℃程度、浅煎りなら88℃から93℃程度が私のおすすめです。

中煎りで92℃以上や時には95℃位の高温で抽出する事を推奨している所もありますが

これは折角のフレーバーを出しきれない抽出ですのでお好みではありますが私はおすすめしません。

 

一度沸騰させた後移し替えたり氷入れたりする方も多いですが水を足すのが一番やりやすいですね。

もう一度書きますが特に移し替えるのは事故や怪我の元なので素人は絶対にやらないで下さい。

湯温を設定して沸かしてくれる電気ケトルは割と高価なのですが最近は低価格な物も登場して手に入れやすくなってきてます。

そのままドリップに使えるのも良いですね。

山善 電気ケトル 0.8L おしゃれ (温度設定機能/保温機能/空焚き防止機能) YKG-C800-E(B)

私は電気ケトルで沸かしてドリップポットに移して水を差して調整してます。

温度計はこれが安くておすすめ。

中華系の物より測定時間も早く動作も安定してます。

タニタ スティック温度計 グリーン TT-533-GR

もうちょっと拘りたい方は専用の温度計もあります。

Kalita(カリタ) ドリップポット用サーモ 64225

ただ専用のくせに細かい温度調整がしにくいです。

 

ドリップポットに入れたお湯が適温になったらいざドリップの開始。

ドリップポットも様々な物があるので用途とお好みに合った物をお使いくださいね。

細いお湯や点滴を落とすのが苦手な方はこれ

便利小物きゅうすスキッター 2個組 C-3518 調理小物 CD:606411

お手持ちのドリップポットに付けられるので新しく買い替える必要もなく

お湯の落とし方に幅が出ます。

 

蒸らしも時間をしっかり測定して、蒸らし時間から抽出完了までの時間が同じになるようにしてみて下さい。

100均のキッチンタイマーでも十分使えます、小さくて便利なので愛用してます。

こう書き出してみると一口にコツと言っても色々なポイントがありますね。

本当はもっと書きたいのですが長過ぎるので多少割愛します。

 

これもしつこいようですがお好みですのでご自身で取捨選択して色々とお試し頂ければと思います。

試した分だけ発見があると思います。