今までケニアのAA-TOPと言う品種を提供させていただいていましたが
この度からケニアはQグレード認証のABに切り替わります。
これに伴いまして、オリジナルブレンド、深入りブレンドの味も若干変わります。
どうして切り替えに至ったのかと正直に申しますとですね
早い話がお届けする物の質の低下を防ぎたかったからです。
AA-TOPは欠点豆も多い上に、異物等も多く
生豆から再度豆の選別をする私には非常に手のかかるお豆さんでした。
手がかかっても味のクオリティが納得行くレベルなら
頑張って取り扱いをしてくのですが
現在の状況は許容できるラインギリギリで
もうこれ以上の扱いは厳しいのかなと感じていました。
元々ヨーロッパで非常に人気が高く価格も高い豆ですので
昨年の不作も相まってか
そっちの方に良いクロップが流れていってるのかなと思います。
そんな中、敢えてABと言う二番目の等級を選択した訳はですね
ケニアの格付けはクロップサイズだけで豆本来の風味の品質は考慮されておらず
AAグレードが無駄に(失礼)価格だけが上がってしまっていて
AAにこだわるメリットは最高グレードと謳える位で
それならばAAに近い価格を出してABで良いものにしようと
ABグレードで味の評価の高い物を探しておりました。
これは色々な焙煎屋さんも同じような動きをしています。
それでQグレード85点オーバー、ニュークロップのABグレードを見つけ
切り替えに至った訳であります。
コロンビアは何故かQグレードの採点が甘く点数が高いのですが
一般的に85点を超えるスコアはQグレードの中でも
かなり珍しく高スコアと言えると思います。
実際ABの生豆を選別して感じたことは
今までのAA-TOPより欠点豆は少なくなった印象です。
この問屋さんは異物除去装置と光学式選別機を通してくれるので
そのおかげもあるとは思いますが
異物も格段に少ないです。
ケニアみたいな現地の選別がおざなりな豆は
こういう機械を通してくれると本当に助かります。
忙しくてテスト焙煎はまだ出来てないのですが
今日の夜やってみようかなと思います。
商品ページはその後ですね。
とりあえず再来週からスケジュールは少しの間落ち着くので
もっとコーヒーに時間を費やして行きたいです。
どんな感じのスケジュールで生活していたかと言うとですね
先週は朝4時台に起きて準備ができたら仕事に出て
帰りは21時から22時とかそんな感じで
お風呂で寝たり座りながら寝たりと
働き方改革が早く世の中に浸透しないかなあと
心の底から叫びたくなる位色々と限界ギリギリな感じでした。
SCAJ2019の招待状も問屋さんから頂いたのですが
来週はまだ忙しいので今回は行けそうにないです・・・
問屋さんと生で話しして、業界の本音と建前の「本音」を聞き出したいんですよね。
最上級のコーヒーも色々と飲めますし。
色々と書きたいことも溜まってますし
再来週位からコーヒーについて読んでる人がためになりそうな物でも書きます。