さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

デカフェが美味しくなりました。

はい毎度です。

忙しすぎてロックの日の誕生日も瞬く間に過ぎ去り

関東は梅雨入りもまだらしいですが

30℃超えるのやめてもらえませんかね地球さん。

道路の上だと車の温度計で見たら34℃位ありますよ・・・

 

で、まあ新しい焙煎機のアポロがしこたま使いやすくて

最近は注文が重なるとアポロで焙煎することが多いです。

半熱風で2ハゼ以降に踏み込むのって

プロファイルを研究しないといけないんですが

トライアンドエラーの繰り返しで

納得の行く仕上がりなってきました。

というか今までより良好な焙煎になった部分もあるのかなと

割と自信を持ってご提供できる感じです。

 

ちょっと前になりますが

プロファイルを自動で取れるように

Artisanって言うソフトを繋げられるようにしたいなと。

 

私のやりたい改造をしている都内のあるお店を見つけまして

住所見たら車で30分かからないような所だったので

アポ無しで突撃してきたわけなんですよ。

 

一応お昼の時間はずらして

13時半頃に行ったんですが

カウンター内の女性(奥様?)に

事情を話した所

奥からお口モゴモゴした店主さん登場。

完全に昼食中でした。

読みが甘かったです。

すみませんすみません・・・・

そしてアポ無しにも関わらず

対応してくださって感謝感謝です。

最低限の礼儀として

ちゃんとお豆は買ってきましたよ。

 

でまあお話伺えて

ちょっと考えたんですが

「ログソフトは要らない」なと。

理由はですね。

 

1,同じ焙煎をするのであれば

つまりプロファイルが確立されているなら

研究する必要が無いのでそもそも要らない

研究が終わった時点で用無し。

 

2,Artisanで前回のグラフをなぞっても

途中で修正が入る時点で

それは表面の色と仕上げ温度を無理やり合わせてるだけで

前回のトレース焙煎ができた気になってるだけのような気がする。

グラフをトレースして、差異を目視する前に調整したい。

 

3,手書きによる自分の頭の中にあるデータ蓄積の優位さ。

グラフでなく数字で管理した方がすぐ修正できる点。

勉強と一緒ですね。

見るより書くほうが圧倒的に頭の中に残りやすい。

一回の焙煎設計と焙煎に集中してとにかく改善点を見出す。

 

4,熱電対は分岐NGなので純正の温度計が使えなくなる。

色々ゴテゴテ繋げばできるようになるかもですが

そういうことまでしたくない。

実はここが結構気になるところで大きな文字で

一瞬で判別できると言うのはとても大事。

 

とまあこんな感じで結局は手書きになりました。

プロファイルを書き込むのはネットで検索すれば

色んなタイプがPDFで落ちてますよ。

 

で、ですね。

2ハゼ以降も踏み込めるようにする焙煎設計をする際に

デカフェの焙煎について改善していきたいなと思ってまして

試してみた所とても良い感じにできました。

具体的には今までどうしても残っていた

デカフェ特有のプロセス臭をかなり軽減できるようになりました。

数日寝かせる程度で普通のコーヒーと判別付かない位ですね。

具体的には温度上昇を急がず排気もきちんと行うことで

お豆と焙煎機にプロセス臭を残さず

あまり深く焼き込まないでも大丈夫になりました。

元々デカフェ豆は焙煎前から黒いので

焼き込んでるように見えますが

2ハゼ手前のハイロースト位でも

モカの風味も残したまま焙煎終了できます。

 

というわけで日々皆様に

より良いコーヒーをご提供できるように奮闘中です。

おうち時間のお供にたまにはデカフェもどうぞ。

 

ではまた。