さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

ここがダメだよアポロ焙煎機

えー

 

忙しい上に怪我とかしてました。

親指を切ってしまったのですが

切った先の皮膚感覚がなくなってしまいました。

自分の不注意でもあるし神経自体は治らないので

受け入れていくしかないですね。

指自体はきちんと意思通りに動きますので

良かったと思うことにします。

まあそんな感じです。

 

そして春です。

私は桜が花の中で一番好きです。

昼の桜でも夜の桜でも、ライトアップされてるのも

葉桜になっても大好きです。

普段首都圏を駆け回ってるので

休みの日は出不精になりがちなんですが

桜の花だけは


見に出かけます。

ここ数日の長雨と休みが合わずに

満開の時期には行けませんでしたが

満開の桜は車で通勤なので

都内の色々なところで楽しめました。

所沢の航空記念公園って所です。

ドッグランとかあるので

わんこ連れてる人が多いですね。

入園無料で施設内駐車場も2時間まで無料。

大きな広場が何箇所もあるし

ガチな競技じゃなければ

ボール遊びとかも大丈夫です。

フリスビーとかキャッチボールとか

楽器弾いてる人も居たり

今どきゆるーい感じの利用規約ですが

本当に市民の憩いの場って感じですね。

航空記念公園なので記念館とかもあります。

小中学生は100円というこれまた優しい入館料。

未就学児は無料。

大人は520円要求されます。

未就学児だけの入館は不可です。

コロナでしばらく閉館していたのですが

今回は入れたので子どもたちと入って入館してきました。

これ全部模型じゃなく本物です。

引退した機体なので近くまで行くと

傷とか塗装ハゲとかあるのですが

そういうのもまた本物を感じます。

ダチョウ倶楽部感。

 

押したらどうなるのでしょうか。

 

展示だけじゃなくて

確か一個だけ操縦席に座れるヘリがあります。

もうスイッチ類とかへにょへにょになってましたが

本物に座れる機会はそうそう無いですよね。

子どもが遊べるように

遊べるゾーンもありますよ。

小一時間位は色々遊んだりしてるとすぐです。

 

記念館の中のお店に

記念グッズはもちろんあるのですが

組み立てて公園内で飛ばして遊べる

飛行機のおもちゃがあったり

ボールとかシャボン玉も売ってました。

 

 

昔の航空機のプロペラって木なんですね。

一番右の綺麗なプロペラなんか芸術品の域ですね。

とてつもなく良い木を使ってます。

今作ろうとするとコスト面で採算取れないでしょうね。

 

 

とても良い所です。

機会があれば是非どうぞ。

以前行った桜の名所の飛鳥山もまた行きたかったんですけどね。

目黒川沿いなんかも大好きです。

まだまだ行ってない名所があるので

生きてるうちに行ければもう少し行きます。

 

はいそれで本題です。

しばらく使ってるアポロ焙煎機のダメなところを書きます。

今回はちょっと怒ってる部分もあるので

ちょっとお口が悪いかもです。

 

最近欠点や欠陥を直してない

どうでもいいマイナーチェンジして

名前が変わったようですが

実質的な再値上げですね。

70万近いです。

微圧計が固定できるようになって

ローストと冷却のレバーが付いたとのことですが

レバーが増えた分操作増えますねこれじゃ。

私は焙煎機を分解してますので

旧型は完璧な切り替えができないことも承知しています。

しかしその部分は焙煎時には関係ない設定になる筈なので

安易にレバーを増やしてまでやることじゃないんじゃないかと。

焙煎を失敗するときなんて

ほんとどうでもいいポカミスから発生するので

とにかくポカミスを誘発するような

作りにするべきではないと思うのですよ。

 

微圧計も固定の箇所ではなく

自分の好きなところに設置できるのが良いところなのに

固定箇所にいちいち屈んで目線を

微圧計の目盛りの位置に持って行かないとダメです。

しかも筐体デカくしてアングルを増やして

アングルに微圧計付けただけですからね。

不便さを含めたロマンを求めているのではなく

焙煎機というのはロースターが描いてる焙煎設計を

如何に早く、楽に、豆を焼き上げられるように

作り上げていくべきですし

世界標準はタッチパネルで火力や排気は数値化されて

半自動や全自動で少ない手数で行うのが主流なのに

日本の焙煎機は行き遅れた

数十年前の基本設計のままなのが

非常に気になってる部分ではあります。

以下、具体的にアポロのダメな所。

 

排気ファンと排気系統のクリーニングをした時の画像なので

濡れているのはご了承下さい。

ここの筒の根本のつなぎ目が重なってる所ですが

ちゃんと繋がっておらず穴が空いています。

もちろん排気効率が落ちます。

ダクトテープで塞ぎました。

 

焙煎機本体とサイクロンの接合部ですが

こちらも作りが荒く、隙間が開いてるので

ダクトテープで塞いであります。

よく見ると一箇所だけではなく所々隙間がありました。

指が入りにくい上に

見えない所なので見た目が汚いのはごめんなさい。

でもちゃんと塞がりました。

 

一番イライラするのはここです。

数字が書いてあるプレートの後ろにある

六角で閉めるキノコみたいなナベ頭のネジ。

ここを外さないとシロッコファンにアクセスできません。

 

プレートに邪魔されて、後ろの四角い部分に邪魔されて

上の銀の丸い部分にも六角レンチの侵入を邪魔されます。

イライラが最高潮に達したところで

手前のプレートを外してからやると

いくらかマシになることに気がつきます。

プレート外しても斜めに六角レンチを差し込まないとダメなので

先がボール状になってる長い六角レンチを使わないと

穴がナメてしまいます。

ビスを締める際も長い六角レンチからポロポロ落ちて

本当に回しにくいです。

こうして頑張ってファンをピカピカにしています。

クリンカと呼ばれる油分が混じった薄皮のカスは

水だと中々落ちないので

油用のマジックリンで落としてます。

で、ファンの軸にちょこっとオイルを差して

新品状態に戻してあげます。

この作業は物凄く大事なので

こういうのが苦手な人とかやりたくないって人は

本格的な焙煎機の導入はやめた方がいいです(断言)。

 

ちなみにメンテが終わって

排気系統の穴も全部塞いだら

勢いもかなり強くなって

排気のダクトから

とんでもない量のチャフが吹き出てきます。

もうこの部分は欠陥に近いです。

楽をするための電動焙煎機で

巻き上げられたチャフが吹き出てくる排気とか

焙煎時間より掃除のほうが長かったりします。

最終的にダクトの先に不本意ながら

排水口ネットを被せて使ってます。

サイクロンの中にフィルター的な物を入れると

排気の効率が落ちてしまうので

冷却と排気は最大に出来るようにして

最終的な出口で調整するのがベターかと思います。

売店も排気最大だとチャフが飛ぶので

最大にしないでくれとか

訳の分からない事を言っておりますが

売店が言う設定にしても

チャフが飛び出て来るんですよ。

キッチンのフード内に

ダクトを吊り下げて固定しているのですが

排水口ネットを使わないと

フードの中と下がとんでもないことになります。

 

マイナーチェンジをして値上げまでするなら

なんでこういう所を改善しないのか

私も色々と作る側の人間ですので

憤りを感じてしまいます。

あとそうそう、思い出しました。

チャフトレイも形状が悪く

ナチュラルとかチャフの多い精製法のお豆だと

投入規定量の500gでもチャフが溢れて

バーナー部に落ちてチャフが燃えてしまい

煙臭が豆についてしまいます。

これで今まで何度か焙煎をやり直してます。

これは焙煎途中にチャフトレイを少し引き出して

マキタのサイクロン掃除機でチャフだけ吸ってます。

このチャフトレイも出しすぎると

排出口のレバーに干渉して

焙煎中に排出口が開いて豆が出てきてしまいます。

一回豆が出てくると排出口に挟まって

閉まらなくなるので

焙煎やり直しです。

これは2回か3回やらかしました。

ケチらないでマイナーチェンジするなら

排出口にロック機構付けて!と

エゴサした販売店や製作サイドの方に

この記事を見ていただきたいなと思います。

 

電動の焙煎機を買ってみたいという気持ちは

十分に理解できるのですが

一日にキロ単位で焼かないなら

本当に手回しの方が楽だし早いです。

70万近い値段なら尚更です。

買わなくていいです。

私も次これと同じ焙煎機買うかと聞かれれば

買わないです。

 

そんな感じで後半はちょっと怒りモードでしたが

ちゃんと愛情を持ってメンテして

大切に使っていますよ。

 

あとメンテに関してですが

ワイルドさんも他のメーカーと同じく

というか頼み込めばやってくれる

他よりも酷いかもしれませんが

ファーストオーナー以外

メンテは頼めないと思っておいてください。

モーターとか温度計とかは型番がわかるので

取り付けだけできればなんとかなるかと思いますが

筐体部分の損傷等の修理はダメそうです。

 

そんな感じでまた長くなりすぎたので

また今度何か書きますー。

ではでは。