さいコーな日々

珈琲を売る側から伝えるどうでもいい事とか珈琲のことですら無い日常のこと

気がつけば一年が経ちました。

そう言えばなんとなーく始めたラクマ

もうそろそろ一年くらい経つのかなと思い見返してみたら

11月7に初評価がありました。

気がつけば一周年ですね。

途中期間が空いてますけど一年で結構焙煎した気がします。

焙煎一回を1バッチと言うのですが多い日は8バッチとかですね。

8バッチと言ってもラベルの印刷、梱包、発送まで色々やるので

これだけやるともう結構忙しいです。

焙煎してるといい意味で頭が焙煎のことでいっぱいになるので

もうなんか違う世界にいる感じになります。

隔世の感じといいますか、物凄くアナログで感覚的な世界です。

温度計はもちろんこまめに見ますが一分後に何度上げようなんてのは

手回しだとかなり経験が必要です。

火力は一分後や二分後の温度をイメージして調整していきます。

 

最初の6分間は基本的にどの豆も同じ温度の上げ方をします。

浅煎りでも深煎りでもここまでは一緒です。

割とグイグイ上げていきます。

余り書くつもりは無かったのですがまあもう書いちゃいますけど

焙煎のキーというか最重要ポイントは「180℃」。

色々やってきて、この温度帯が美味しいコーヒーの味を作るゾーンでした。

後から気がついたのですが

料理でも多いですよね180℃にするのって。

揚げ物もこの辺の温度ですし

ガスコンロの温度センサー=鍋の予熱も180℃です。

麦茶の焙煎もたまたまテレビで見ていたのですが

そこの方も180℃の風を当てて香り付けをすると言っていました。

きっと自然にそこに行き着くんですよ、多分。

 

180℃ゾーンを抜けて上げていくと

1ハゼの前に一度温度が少し下がります。

その後1ハゼが始まり、少ししたら焦げを作らないようにと

火を止める瞬間がピーキーにならないために少し火力を落とします。

火力調整は全部で仕上がりの深さで変わりますが5回~7回位ですね。

味のまとまりが悪くなるので一定の火力で上げていくことはしません。

煙は割とガンガン豆に当ててます。

2ハゼが始まって少ししたら煙臭くならないように煙を抜きます。

ハイこれで美味しいコーヒーの出来上がりです。

みなさんも参考までにどうぞ。

ほとんどの方が出来ないと思いますけど。

何故かと言うと温度管理と煙のコントロールが出来る焙煎機っていうのが

低価格帯ではほぼ無いです。

ある程度のメーカー物ですと一番安いカルディでも20万コース位?

後はアポロがガス圧をコントロールしやすくする微圧計付けてざっと50万。

生豆投入250gのディスカバリーが55万とかですかね。

1キロタイプのフジのR-101が100万オーバーです。

お高いですねえ。

元が取れませんねえ。

こういうの買っても言い方悪くて申し訳ないのですが

沢山の人が焙煎をやりやすくするための物で

特別美味しくなるかと言えばそういう訳でもないと思っています。

まあめっちゃ欲しくて負け惜しみですけどね。

でも味という部分では本音です。

上に書いたとおり温度計はどうしても必要なので

今の焙煎機が天国に行ったらやばいです。

豆の色とか香りは仕上がりを判断するには不安定な要素が多すぎるので

私はあまり当てにしてません。

一回コンロから下ろすタイミングに集中するあまり

火を消さずに豆を出してまたコンロに置いて

弱火だったのですが長時間空焚きしてしまったのはほんと反省してます。

 

最初に豆を買って頂いた時も嬉しかったですが

リピートしていただいた時はもっと嬉しかったです。

あの時に買っていただいた方にもう一度買って頂いて

あの時より美味しいコーヒーで恩返ししたいなあと思います。

ちなみに焙煎機は公開しません。

お高い焙煎機じゃないとまた何か言われるのわかってますので。

味で判断して頂きたいです。

 

もうすぐ年末だし評価100も超えて一周年にもなったので

ネットショップも再開したいしパナマの提供以外にも何かやりたいのですが

もうちょっと我慢しなければいけない事情がありまして。

また何かイベントみたいなものがお知らせできるようになれば

すぐにお知らせさせていただきますね。